敷地内に電柱が！
敷地内の電柱のお話です。ちょっと以外かもしれませんが、敷地内に電柱がある住宅というのは、実はそれほど珍しいケースではありません。新築住宅、中古住宅を探している人なら経験があるかもしれませんが、このようなケースの物件に出合うこともあると思います。
敷地内に電柱が立てられているのはどういう背景があったのでしょうか？普通に考えてみれば、敷地内どころか敷地の前の道路に電柱があるというのでも充分に嫌なのに、それが敷地の中なんて、あまり想像できないでしょう。
確かに電柱と言うのは、日常生活に欠かせない重要な電気の施設であることはしっかり理解しています。ところがそれがいざ自分のこととなれば、あまり良い状態とは言えないでしょう。
現実的にみてみると、実態は自治体によっていろいろなのですが、幹線道路沿いなどを中心として、敷地内への電柱の設置を条例で定めているケースがあります。その主な目的は、歩行者の安全や見通しの確保などです。
また、一般の住宅地の場合でも、も歩行者の安全に加えて景観上の観点も踏まえて、地区計画や建築協定などで「電柱を立てる際にはいずれかの敷地内に入れること」というように義務付けられている場合もあるようです。
景観を向上させるためなら、電線を地中化させるのが最適なのですが、一般の住宅地ではなかなか実現できるものではありません。そうなると次善の策として、敷地内の電柱の設置が求められるわけです。