自宅の敷地内にある電柱を移動する方法

後悔先に立たず

 

 

前項からの続きですが、後悔先に立たず、売買契約前の重要事項説明で、こうした点を見逃してしまうことが大問題になります。文章で電柱設置に触れられていても、その時点では結果としてあまり重要に考えなかったり、分譲会社自体が不慣れで、電柱設置に関した手続きが後回しになってしまうこともあります。

 

もちろん悪徳業者もいます。電柱がある敷地が売りづらいのは当たり前ですから、悪質な分譲会社、仲介業者は、電柱が設置される予定場所をぼかしたままで契約を迫ることがある可能性があります。購入契約を無事に終えてほっとするでしょう。しかし、しばらく経ってから現地を観察しに行ってみると、何と敷地内に電柱が立っていた!これではびっくりしてしまうでしょう。

 

しっかりした分譲会社の新築物件なら、こうしたトラブルを回避するため、販売開始より前に先に電柱を立ててしまうこともあるそうです。全部そうならいいのですが、そうはいきません。数区画ある分譲物件の購入を検討するのなら、「区画のどこかに新しい電柱が立てられるはず」だと意識しましょう。この点を事前にしっかり確認をすることが非常に大切です。

 

ちなみに敷地内に電柱がある場合は、当然ですが、敷地の上を電線も通るので、電線に集まる鳥のフン害の危険性もあります。電柱の移動とは別件になりますが、そうしたトラブルの場合は、電力会社へ相談しましょう。電力会社の負担で、鳥がとまりにくいような電線処理などの対処をしてくれるはずです。中古住宅での、敷地内に電柱があるなら、こうした鳥のフン害などがないか確認しておきましょう。